西37-3 二番組

三千分一地形図「東京西部」西37-3 二番組(原図)
西37-3 二番組(原図)
「西37-3 二番組」と同じ範囲の現在の地図
「西37-3 二番組」と同じ範囲の現在の地図

「西37-3 二番組」の情報
属性 内容
図番・図名 西37-3 二番組(にばんぐみ)
測量・測図年 昭和17年6月
地図の種類 原図、印刷図
地図の区分(描図法) 詳細原寸図
地図に含まれる現在の行政名・町名 立川市一番町・上砂町・砂川町、昭島市武蔵野、武蔵村山市榎・大南
地図に表示されている注記 行政名:砂川村、村山村
町名・集落名:一番組、三番組、中藤、二番組、三ッ木
橋梁名:天王橋
河川・池沼・上水名:残堀川、玉川上水
陸軍施設名:飛行実験部第一号所
豆知識 ①地図全体の特徴
・「東京西部」の原図群は昭和17年6月に最初の20面が作成され、本図はその中の1面として描かれたものである。
・縮尺は1/3,000、等高線は1m間隔で描かれている。図郭外に貼り込まれた測量年・縮尺バーなど4か所の整飾を除けば、地図面は細密で統一感のある線描で構成されている。
・「東京西部」の原図群の中でもとりわけ完成度が高く、本サイトではその精度を踏まえて「詳細原寸図」としている。
②地図に描かれた内容から読み取れること
・図の大部分は現在の立川市に相当し、上部に武蔵村山市の区域が含まれている。旧村の変遷については前述しているため、ここでは触れない。
・図の下部を東西に玉川上水が流れ、その北側では殿ヶ谷分水が残堀川に合流する。また、玉川上水の南側の太い道路(五日市街道)沿いには砂川用水が流れている。図では玉川上水の下を残堀川が通過しているが、現在は玉川上水が残堀川の下を流れるように改修されている。これは「ふせこし」と呼ばれ、玉川上水の上流側の水圧により一旦地下に潜った水が下流側で湧き出る仕組みである。
・五日市街道沿いに「一番組」・「二番組」・「三番組」の集落名が記されているが、これは「西37-2 一番組」で述べたとおり、旧砂川村に特有の集落構成を反映したものである。
・図の左上には「飛行実験部第一号所」の注記、「陸軍所轄」の記号、3棟の建物、その周囲に「無線電信電柱」の記号が10個描かれている。飛行実験部は陸軍航空審査部の前身で、戦闘機の試作機や新採用機、航空兵器・装備品の性能試験を行う部署であるが、この「第一号所」で具体的に何が行われていたかは不明である。
③その他
・地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)で印刷図を閲覧できる。
・参考文献:『多摩地形図』(之潮)ほか