西45-4 東ヶ谷戸

三千分一地形図「東京西部」西45-4 東ヶ谷戸(原図)
西45-4 東ヶ谷戸(原図)
「西45-4 東ヶ谷戸」と同じ範囲の現在の地図
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「西45-4 東ヶ谷戸」の情報
属性 内容
図番・図名 西45-4 東ヶ谷戸(ひがしがいと)
測量・測図年 昭和19年5月
地図の種類 原図、印刷図
地図の区分(描図法) 縮小図
地図に含まれる現在の行政名・町名 青梅市友田町、羽村市羽東・羽中・玉川・羽、あきる野市草花
地図に表示されている注記 行政名:多西村、西多摩、西多摩村
町名・集落名:草花折立、羽村東ヶ谷戸
官公庁・研究所名:水道局派出所
神社・寺院・宗教施設名:稲荷神社、水神社、禅林寺、羽村神社
鉄道名:砂利運搬用軌道
インフラ施設名:羽村取入口
河川・池沼・上水名:多摩川、玉川上水
山名:千剣山、月待山
豆知識 ①地図全体の特徴
・縮尺1/4,000で作成された縮小図で、左上には印刷図に仕立てる際の図郭の引き伸ばし寸法が記されている。
・等高線は5m間隔で描かれており、主要な地名や地物の注記は貼り込みで示されている。
②地図に描かれた内容から読み取れること
・本図は、現在の羽村市とあきる野市の区域に大きく二分され、左上隅には青梅市がわずかに見える。図中の「多西村」は、1955(昭和30)年に東秋留村・西秋留村とともに秋多町となり、1972(昭和47)年に市制施行により秋川市、さらに1995(平成7)年に五日市町との合併により「あきる野市」となった。旧西多摩村の変遷については前述しているため、ここでは触れない。
・図の右上には「玉川上水」と「羽村取水口(堰)」が描かれている。玉川上水は、堰とともに1653(承応2)年に完成し、四谷大木戸まで約43kmを東流して江戸市中に給水した。堰は1900(明治33)年、1924(大正13)年の増改築を経て現在に至るが、80年以上前の本図にも現在と同様の地物(「閘(こう)」=水門)が描かれている点が注目される。
・羽村取水口から玉川上水を約500m下った右辺中央には、「閘」の記号が描かれている。これは村山貯水池(多摩湖)へ送水するための水門で、村山上貯水池が竣工した1924(大正13)年の時点で既に設けられていたと考えられる。
・図の上部には、多摩川の砂利を山口貯水池堰堤工事に利用するために敷設された「砂利運搬用軌道」と砂利採取場が描かれている。この軌道で運搬した砂利は、インクライン(ワイヤーでトロッコを牽引する装置)によって段丘面上へ引き上げられ、その後「羽村山口軽便鉄道」で運ばれたと考えられる。多摩川の治水施設を含め、本図は縮小図でありながら、詳細原寸図と同等の緻密さが感じられる。なお、羽村山口軽便鉄道についてはこちらを参照されたい。
③その他
・地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)で印刷図を閲覧できる。
・参考文献:『多摩地形図』(之潮)ほか