西16-8 九道ノ辻

西16-8 九道ノ辻(原図)

「西16-8 九道ノ辻」と同じ範囲の現在の地図
| 属性 | 内容 |
|---|---|
| 図番・図名 | 西16-8 九道ノ辻(くどうのつじ) |
| 測量・測図年 | 昭和18年9月 |
| 地図の種類 | 原図、印刷図 |
| 地図の区分(描図法) | 縮小図 |
| 地図に含まれる現在の行政名・町名 | 小平市小川東町・小川西町、東村山市萩山町・美住町・栄町 |
| 地図に表示されている注記 |
行政名:北多摩、小平村、東村山町 町名・集落名:九道ノ辻、萩山、向台 学校・教育・運動施設名:東京女高師附属国民校郊外園、萩山実務校 病院・厚生施設名:傷痍軍人療養所 鉄道名:西武鉄道川越線、西武鉄道村山線、武蔵野鉄道多摩湖線 駅名:おがわ、くどうのつじ、はぎやま 道路名:府中所沢街道 河川・池沼・上水名:伊豆殿堀 |
| 豆知識 |
①地図全体の特徴 ・縮尺1/4,000で作成された縮小図で、左上には印刷図に仕立てる際の図郭の引き伸ばし寸法が記されている。 ・等高線は5m間隔で描かれており、主要な地名や地物の注記は、書き込みと貼り込みが混在している。 ②地図に描かれた内容から読み取れること ・図に描かれている伊豆殿堀(野火止用水)と武蔵野鉄道多摩湖線(現在の西武多摩湖線)より南側が現在の小平市、北側が現在の東村山市である。旧町村の変遷については前述しているため、ここでは触れない。 ・図中央下で茶色の紙により遮蔽されている部分は、陸軍兵器補給廠小平分廠の敷地である。小平分廠は1942(昭和17)年に開設され、全国の軍需工場で製造された戦車・装甲車などの大型兵器を受け入れて保管し、必要とする部隊へ供給する役割を担っていた。図には、西武鉄道川越線(現在の西武国分寺線)からの引き込み線が描かれており、当時の施設配置を考える上で興味深い点である。 ・小平分廠の東側に描かれている「傷痍軍人療養所」は、戦争で心身を病んだ軍人の療養を目的として1940(昭和15)年に開設された施設である。敷地内には本館、三百床規模の病棟、職員官舎、看護婦宿舎が建てられ、さらに附属看護婦養成所も設置されていたと伝えられている。 ・図の左上、地物が遮蔽されている小平分廠の左端付近には、太い道路が四方向へ分岐している地点が描かれている。ここは現在の「八坂交差点」で、かつては「九道の辻」と呼ばれていた。旧鎌倉街道のほぼ中間に位置し、江戸道・引股道・宮寺道・秩父道・御窪道・清戸道・奥州街道・大山街道・鎌倉街道の九本の道が分岐していたことから、この名が付いたと伝えられている 。 ③その他 ・地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)で印刷図を閲覧できる。 ・参考文献:『多摩地形図』(之潮)ほか |