西38-9 日野西部

西38-9 日野西部(原図)

「西38-9 日野西部」と同じ範囲の現在の地図
| 属性 | 内容 |
|---|---|
| 図番・図名 | 西38-9 日野西部(ひのせいぶ) |
| 測量・測図年 | 昭和18年2月 |
| 地図の種類 | 原図、印刷図 |
| 地図の区分(描図法) | 詳細原寸図 |
| 地図に含まれる現在の行政名・町名 | 日野市新町・日野台・多摩平・大坂上・日野本町・神明 |
| 地図に表示されている注記 |
行政名:日野町 町名・集落名:川辺堀之内、北原、日野、日野台、森町、横町 会社・工場名:神戸製鋼東京研究所、日野重工業 建物・住宅名:第二工員住宅 神社・寺院・宗教施設名:宝泉寺、八坂神社 墓・碑名:上人塚 鉄道名:中央本線 駅名:ひの 道路名:甲州街道 インフラ施設名:水槽 その他の地名:御野立所、後楽荘 |
| 豆知識 |
①地図全体の特徴 ・縮尺は1/3,000、等高線は1m間隔で描かれている。図郭外に貼り込まれた測量年・縮尺バーなど4か所の整飾を除けば、地図面は細密で統一感のある線描で構成されている。 ・「東京西部」の原図群の中でもとりわけ完成度が高く、本サイトではその精度を踏まえて「詳細原寸図」としている。 ②地図に描かれた内容から読み取れること ・図の全域は現在の日野市に相当する。 ・本図は、『「東京西部」の見どころ(4)』で触れたとおり、1m等高線による段丘崖の表現、さらに「土囲・土堤」記号の向き・太さ・長さの差異によって盛土斜面と切土斜面の規模を描き分けており、地形表現が精緻な図である。 ・図の左側には、「西38-8 日野台」では描かれていなかった軍需工場「日野重工業」の建物や、航空機搭載用電気機器の研究を行っていた「神戸製鋼所東京研究所」の建物が描かれている。1936(昭和11)年から1943(昭和18)年にかけて、東洋時計製作所(吉田時計工場)、六桜社日野分工場、東京自動車工業(日野重工業)、富士電機製造、神戸製鋼所東京研究所の五つの大工場が日野町に進出し、「日野五社」と呼ばれていた。 ・図の右上に記された「御野立所」は、1921(大正10)年11月、多摩川で実施された陸軍特別大演習を当時の皇太子(のちの昭和天皇)が視察した地点である。現在は矢の山公園として整備されている。その西側には「後楽荘」の注記と建物が描かれており、日野重工業の厚生施設とみられるが、確認できる資料が少なく詳細は不明である。 ③その他 ・地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)で印刷図を閲覧できる。 ・参考文献:『多摩地形図』(之潮)ほか |